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戦国七雄の民謡は今?(中編)

2018-11-23 16:12:52

戦国七雄の民謡は今?(中編)

 しかし、戦国時代末期、多くの優秀な人材を失っていくのに伴い、魏の国力は衰えていきました。そんな魏は中華文明の中心地に位置し、各地の文化が集まり融合するところで、その土地の民謡は爽やかで明るいイメージを持っています。

強国の狭間で生存する・韓

 韓は戦国七雄の一国で、紀元前453年に晋から独立した国の一つです。しかし、 当時の韓は七雄の中では、最弱の弱小国家でした。黄河中流地域に位置する韓は、東部と北部は魏と隣り合い、西は強大な秦と隣接し、南は強国の楚と接していました。国土が七雄の中で最も小さいこともあり、常に周りの強国からの脅威にさらされていました。

戦国七雄の民謡は今?(中編)

 そんな韓は戦国時代、ずっと強国の狭間で生存する運命から抜け出すことができなかったため、周りの大国に頼らざるを得ませんでした。風向き次第でどちらにもなびく「二股膏薬」と呼ばれ、結局、六国の中で最も早く滅亡しました。そんな韓の地方の民謡は柔らかく美しいことで知られています。

番組の中でお送りした曲

 1曲目 桃花紅杏花白(桃の花は赤く、杏の花は白い)

 この歌は山西省左権県(戦国時代の韓の属領)の地方民謡を元にアレンジしたものです。

 歌詞:

 桃の花は赤く

 あんずの花は白く咲く

 山一面の花は 太陽に向けて咲き誇る

 

 2曲目 人説山西好風光(みな山西省の景色は美しいと言う)

 この歌は山西省の代表的な民謡で、山西省中部汾陽地区(戦国時代の魏の属領)の風光明媚な景色を描きました。

 歌詞:

 みな山西省の景色は美しいと言う

 土地は肥沃で 穀物の香りが漂う

 左手には太行山

 右手には呂梁山

 高いところに立って一望してみる

 汾河の水がさらさらと

 わが村の傍へ流れてきた

 

 3曲目 編花籃(花籠を編む)

 この歌は河南省西南部鎮平県(戦国時代の韓の所属)の民間音楽を元にアレンジしたものです。

 歌詞:

 花籠を編みに南山へ行こう

 山の一面の赤い牡丹は なんと美しいのだろう

 牡丹を摘み 二、三輪の花が籠いっぱいなる

 鮮やかな花 少女は見て喜ぶ