日本語
返回

文章

首页

A+ A A-

返回

お茶あれこれ(73)--馬連道でお茶を買う

2015-06-14 15:27:58

お茶あれこれ(73)--馬連道でお茶を買う

 お茶が好きな日本人の友人が帰国されるので、先日、北京の有名なお茶の町「馬連道」へ一緒に行きました。一緒に行ったのは、同じコーラスのメンバーも含めた3人でした。

 馬連道は北京西駅のすぐ南にあります。去年、その近くに地下鉄7号線が開通したため、地下鉄で行くことにしました。地下鉄の北京西駅に午後1時半に集合し、6時過ぎまでの4時間ちょっと、3人で堪能してきました。今日は、そのときのお茶の町・馬連道の様子をお伝えいたします。

 馬連道、北京最大の茶市場。お茶のほかに、茶器などお茶関連のあらゆるものがここには揃っています。道沿いに茶店がずらりと並んでいるだけでなく、大きなビルの中もすべてが茶店です。ここは中国北方地域の最大のお茶取引市場となっています。

 呉裕泰とは、120年もの歴史を持つ北京のお茶の老舗です。北京、天津を中心に華北地域の大都市にチェーン店200店舗近くを展開していて、ここ馬連道にも当然あります。

 店の壁一面に直径20センチ、高さ20センチほどの大きな丸い缶がずらりと並んでいます。どれも違った種類のお茶が入っていて、ざっくり数えても7、80種類はありました。

 中国ではお茶は昔からの重さの単位、斤と両で売られています。1斤は500g、1斤は10両なので、1両は50gです。そして、お茶一回分は3gとされていますので、1両、50gでおよそ15杯分ということになります。

 北京の老舗ということで、友人は北京の人が大好きなジャスミン茶を試しに1両買いました。1両、50gで55元でした。

 さすが老舗で、ほかの茶店なら今流行っていて必ずある試飲のサービスはありませんでした。こだわりですね。さて、次は普通のお店へ行ってお茶をいろいろと試飲してみようと、二人を連れて以前行ったことのある安徽省のお茶の店へ行きました。安徽省は山が多く、気候が温暖で、お茶が多いことで有名なところです。世界3大紅茶の一つのキーマン紅茶は安徽省のもので、そのほかに、太平猴魁や六安瓜片など銘茶が沢山あります。

 テーブルを囲んで座ると、早速出されたのは1枚の茶葉が4センチぐらいの細長い太平猴魁でした。

 お茶を飲んでいるうちに、店主と客の間で、世間話が自然と出てきます。

お茶あれこれ(73)--馬連道でお茶を買う

 店主:日本の抹茶をもらったことがありますが、あまり慣れなくて。

 どうやら日本では抹茶が日常的に飲まれていると思われていたようです。

 次に出された六安瓜片は爪ほどの大きさの丸い葉っぱのお茶です。

 店主:お茶は天気や作る人によって味が違ってきます。だから、いいお茶に出会えるかどうかは縁です。日本の茶道はすでにお茶の味を楽しむだけではありませんね。お茶を飲むことを含め、その過程全てが1つの体験になっています。それを通して尊敬する気持ちが生まれてくるのですね。

 安徽省のお茶をよく知っているつもりの自分でしたが、その日は飲んだことのない珍しい黄茶が出されたので嬉しかったです。

 店主:女性は冷え性の方が多いので、この黄茶は半分発酵させ、身体を冷やす性質を半減させています。また清々しい緑茶の香りのほかに、発酵による香ばしい香りもついています。原料は緑茶と同じですが、黄色を出すための工程が一つ加わっています。こ  の黄茶は「霍山黄芽」といいます。

 まだまだ飲み足りませんでしたが、時間がなくて、ライチ紅茶を目指して次の店へ移動しました。女性の店主が早速3種類のライチ紅茶を淹れてくださいました。

 あれこれ飲んでいるうちに、6時になろうとしていました。店を後にした私たち3人はお茶めぐりの半日を振り返って大満足で家路に着きました。

 みなさん、いかがでしたでしょうか。北京にいらした際には、ぜひ馬連道に来てお茶を楽しんでみてください。(文:王秀閣)